これまで検討してきた回路やプログラムをまとめて電気回路、プログラムを決定しました。本章ではこれらを示しますが、統合する過程で若干の修正をおこないましたので、これまで示してきた回路図、プログラムとは異なる部分があります。
統合した回路図を下に示します。
製作の容易さと確実性を高めるため、電気回路はプリント基板で作ることにしました。Upverterでパターンをレイアウトし、格安プリント基板製造メーカーのSeeed、FUSION PCBに発注しました。ちなみに基板一枚当たりの値段は送料込みで70円ぐらいでした。基板サイズは24x 66 mmなのでR2のポイントで分岐させた待避線との線路間に入るサイズに収められます。
プリント基板は極めて単純なもので、配線部は裏面1面のみ、リード部品を使ったクラッシックなタイプです。
銅箔面(裏面)
表面(シルク印刷のみ)
通常動作モードとアドレス書換えモードの切り替え部分(RA3の状態判別)とEEPROM関連の部分は新設、信号点灯ルーチンは変更、その他、関連した設定部分などを変更しています。また、MS2で信号機のアドレスを書き換えられるようにPOMでの書換えにも対応しました。(なお、注釈に関しては最終的なデバッグ前のものが残っているところもありますが、今後、差し替える予定です。インデントが消えてしまいましたが、とりあえずそのままにしています)
全プログラムソース (XC8)
CS2をコマンドステーションとして、信号機の動作およびアドレスの書換え試験をおこないました。
信号機としての動作確認
アドレスの書換え
CS2でアドレス番号を書き換える際に、タッチペンが二度押されてしまったため、ちょっと戸惑っています。33番から34番に切り替えたつもりが、35番に切り替わっていたのです。最後のシーンはアドレスが何番になっているかを確認しているところです。
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